たぬき&狐&野兎。暖かくなって野の食べ物が豊富になった今の季節でもものごっつー身近に頻繁に見かけます。自然豊かと言えば聞こえは良いのですが・・・去年97歳で亡くなった祖母が50年くらい前に狸にバカされた話を思い出したんで書き込ませていただきます。
その日、村内の墓地がある丘の向こうに有る隣家へ出かけた祖母。用事が済んで隣家→村内墓地→実家まで片道徒歩10分の道程の筈が延々1時間近く歩いても歩いても中間の墓地が見えてこない。ははぁ、これは狸の奴の仕業だな、と思った祖母は大声で「くりゃあ!なんしょんならあ!その汚なげな皮ぁ鎌で剥ぐでぇ、家の鎌ぁよー研いどるけえ、まちょおれぇよぉ!」(訳:こら!何をしてるんだ!その汚い皮を鎌で剥ぐぞ、家の鎌はよく研いであるから待ってろよ!)・・・と、山中で大声一喝したそうです。その甲斐あってか、数歩で見えてきた村の墓地を抜け無事帰宅出来たそうです。
狸の引き回しには気迫が有効なのか?って言う与多話でしたm(_ _)mそれにしても古今東西狸の芸って引き回ししか無いのでしょうかね?