祖母が見た座敷童子には影がなかった

婆さんが座敷童子に会った、ってネタを書こうと思ったが、どうも上手く行かない。実話だと思われる話の方が、案外怖くないモンじゃないかなぁ。祖母は、座敷童子には陰が無かったと言う。覗き込んできたその顔は、白粉が塗られたように真白く、一面ひび割れていて、眼は真っ黒な穴だったそうだ。その後、祖母の家は没落した。

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こわいよ。
座敷童子じゃないんじゃ・・・・。(T△T)

座敷童子は家に憑くそうだが、それは家系としての家か、それともその家自体なのか、どっちなのだろう?当時、没落士族の屋形を買い上げて住んでいたそうだが、何か因縁のある家だったのかも。その他、この世代の人恒例の「戦争に行った弟がある日玄関の前に立って……」ってネタも聞いた。その話を聞いてて気付いたんだけど、何故かその手の話では、みんな南方で死んだ人の話ばかりなんだよね。
中国戦線で死んだ人やシベリアで抑留されていた人が、虫の知らせを告げたり、夢枕に立ったって話は聞いた事がない。

後は『赤い土蔵』って話を聞いた程度。でもこれはオカルトネタじゃなかった。

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