親父に聞いた話ですが・・・当時の親父の趣味は渓流釣りで、たまたま山中で知り合ったマタギを生業にしていたAさんに教えて頂いたそうです。Aさんは当時、群馬県の利根川を7日~20日位かけて野宿をしながら鮎やマスなどを、下流から上流へと釣りのぼり、民宿などへ卸していたそうです。そんなAさんが何度か経験した怖いお話です。いつものようにポイントを変える為に山中を歩いていると、その人の表現”山がわらう”で、静かだった山中が急にザワザワと騒がしくなり、四方八方から視線を感じる時があるそうです。そして、そういう時は必ず決まった行動をしたようです。釣った川魚を腐敗防止の為にさばきながらザックに入れていたそうですが、さばきに使用するナイフをザックの口部分に刃が真上に向くように固定して、歩き続けたそうです。そうすると不思議と”わらい”が収まったのだそうです。Aさんとは一度だけ会ったことがあります。私が小学生の時、親父に初めて釣りに連れていってもらった時です。Aさんの容姿は全く記憶にないのですが、釣り上げたその場で焼いてくれた鮎の塩焼きの味だけはハッキリと覚えています。とっても美味しい鮎でした。。。
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よく山がわらう、経験しています。仕事でよく山に入るのですが今でもよく経験します。私の場合は普段ナタを腰の後ろに吊るしているのですがそれが横に水平になるように付け替えます。これは地元の元営林署勤めの老爺から聞いて実践してるおまじないみたいなものです。木の後追いというのもあります。(林の後追いって言う人もいる)確かに進んでいるんだけれど周囲の木々が変わらない。木っていうのは、慣れてない人にはどれも変わらないように見えると思いますが、葉の付き方、幹の状態それぞれ全く違うんですね。そんなことがあるから、山の中で正しい道を進んでいるのに道に迷ったと思われる方がいるのかもしれません。気づいたら同じ木が同じ配置で周囲にあった、という感じなので。しばらく歩くと何度も同じ風景が出てくる、に近いと思われます。たぬきに化かされたというものとは違うような気がします。(化かされたことは無いのですが)初めはぞっとしたもんです。独特な雰囲気がありますよ。どちらかというと下山する時に多いので後追いと言っているようです。危害は特にありません。たまに後追いとわらいがMIXして起こることがあるらしいのですが私は遭遇していません。後追いに合った時、(これも伝承のおまじないですが)一度全ての道具を下に置けといわれています。再び顔を挙げたとき後追いの木は消えているだろうというものです。
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いろんなもんがいるけど、海外にはなく日本独特のものなのかな