【スキー場の不思議な話】死ぬ瞬間にフッと光る人

友人がスキー場のパトロールをしている。そのスキー場は土曜日の夜オールナイトで営業していて、土曜日の夜から朝にかけてバイトをしている。又、そのスキー場は山の頂上に広がり、麓からの道は無い。要するに、4人乗りのゴンドラで麓から上がるスキー場である。と言えば関西の人は分かると思うが。

大阪、京都から近いこともあり、土曜の夜、一杯引っかけてからスキー場に上がっていく人間が多い。オールナイトと言うこともあり、ケガ以外に病人が出ることが有るそうで、特に、レストハウスで熱燗飲んで外に出て、急な温度差で頭の血管が切れるなんて事もあるそうだ。その場合、狭いゴンドラでは降ろせないので、物資運搬用にもう一本通してある荷物用のゴンドラで病人を降ろすそうである。その時の出来事。

その日も脳内出血の病人が出たそうで意識もなく、急いで下に降ろすことに。荷物用のゴンドラに病人を乗せ、付き添いでパトロールが乗るそうなのだが、真っ黒けのゴンドラの中、病人がフッと光ることが有るそうだ。下に着き救急車に乗せる頃には心肺停止状態。ふっと光った時、天国に召されるのかなって友人が言っていた。

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