【不思議体験】消えてしまったランナー

私は霊感も全くありませんし、霊の存在も信じていないのですが…不思議な体験をしました。
その日は天気の良い休日で、家族4人、妻と子供2人と車で出かけていました。私の住んでいる地域には、南北に走る大きな幹線道路があり、そこをよく利用(むしろ利用しないと不便)するのですが、常に交通量が桁違いに多く、特に午前中の9時前後と夕方は渋滞になってしまうのです。その日も休日の朝から外出してその道路を通っていたのですが、案の定渋滞で目的地まで時間がかかりそうです。それもまぁいつものことなので、気長に運転していました。

その道路は歩行者が横切ると危ないためか、歩道橋が多くかかっています。私は渋滞中で暇だったので、何気なくその歩道橋を見ていました。最近ではジョギングをしている人が多く、その時も誰かが歩道橋を小走りに登ってきました。「がんばれー」と心の中で応援していた次の瞬間、不思議なことが起こりました。走っていた人が消えたのです。

正確に言うと、歩道橋って垂れ幕や看板がかかっているじゃないですか。そこの影に入ったきり、走っていた人が出てこないのです。靴ひもでも直しているのかな?と思ったのですが、それなら止まる前に減速しますよね?そんな様子は全くありませんでした。丁度信号で車が止まったのでずっと見ていましたし、通り過ぎた後もバックミラーでしばらく追ってみましたが…結局その人影が出てくることはありませんでした。私の単なる見間違えであれば良いのですが…。そして今思うと、走っているというよりも横滑りにスーッっと移動していたような気もします。

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