自衛隊員が護衛艦の見張り中に見た不審な飛行物体

衛艦Oが、訓練を終え日本海を一路基地向けて航行していました。母港まで、後2日ほどという、穏やかな夜のこと。見張りが、前方に灯火を視認しました。

(見張り、以下見)「艦首、約1万に灯火視認」
(当直士官、以下当)「了解、視認した」
(CIC、以下C)「レーダーには、映っていない」

小さな漁船などは、距離が遠いとレーダーでもなかなか映りません。当直士官もそう思い

(当)「よく見張れ!」
(見)「了解」

それから、約数分後、

(見)「先ほどの灯火、方位変わらず、距離近づく」
(当)「了解、視認している」
(C)「まだ、レーダーには映っていないぞ!本当にいるのか?」

CICとは、映画などで出てくるレーダーを見ている暗い部屋で、外を見ることが出来ず、情報は見張りの報告とレーダーが頼りになります。結局、レーダーには映らないまま、灯火が艦の横を過ぎようとした時、見張りが突然、「うわっ~!!!」と、大きな声を出しました。艦橋の中にいる人間が、心配して見張り員を見に来るとなんと、気絶しています。なんとか、見張り員を気づかせて話を聞いてみると、「さっきの灯火を見ていて、50mぐらい前から何かの形になってきた。」 「よく見ていると、生首が目を見開きながら、俺の方に飛んできた!」 「目の前に来た時に、声を出してしまったらしく、その後は覚えていない」との事。艦長が心配して、箝口令を出したほどです。

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