キャンプや天体観測がご趣味の方はもしかしたら御存知かと思いますが、久井の真ん中、岩海のあたりに、宇根山っていう山があるんです。その名前からも分かるように(「壟」→墓や塚、「采」→貢ぎ物や生け贄、という風に、「うね」という言葉には昔からそういった祭礼的な意味がある)そこは昔、俗に言う姥捨山だったらしく、周囲にはお地蔵様やお堂が多くて、霊を見たとか霊障を体験したとかの噂が今も絶えない場所なんですよ。
んで、ここでさっき思い出したのが、昔から言われている「ヤマンバ=山姥≠捨てられた老人の生き残り」説。ひょっとしたら、クイゴンもそれだったのかも知れないなあ、と…。今から25~20年くらい前なら、小さな頃に実物を見たり親から話を聞かされたりした人達がまだ何人かご健在だったはず。んで、ちょうどその頃に巻き起こってた比婆郡のヒバゴン騒ぎを知って、その人達が「ああ、そう言えばこの辺にも昔そんなのがいたよな…」とか何とか言い出したのが、当時の騒ぎに乗って広まって、今のクイゴン伝説になったのでは、と。
まあ、これはあくまで漏れや一部の人達の推測なんで、あんまりアテにはしないで下さい。やっぱ、クイゴンは、正真正銘の「クイゴン」として、今でも山の中でノンビリとオニギリ食べて神秘的に暮らしてる、と思いたいでつから…。その方が夢があると言うか。
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クイゴンは移動してきたヒバゴン説もありますね
そのヒバゴンは定住しなかった最後のサンカ説があり、
サル顔の人が毛皮スタイルでいたので猿人に見えたのでは?というものです