友人が学生時代に体験した怖い話。当時、私の友人は写真の専門学校に通っていました。その学校が夏休みの課題として”自然の風景”というお題を出したそうです。友人は仲間と横須賀にある猿島というところへ行って自然の風景を撮影することにしました。
友人のカメラには連続撮影機能というのがあって、1秒間に何十コマも写真が撮影できるので、その機能を使って仲間を撮影しました。ふざけて撮影していろんなポーズで撮ったそうです。家に帰って撮影した写真をチェックしていると連続写真の中におかしな写真が1枚あることに気が付きました。大きく足をひろげてふざけている仲間を連続写真で撮影したものなのですが、その1枚だけ、友人の足の間に人の顔が写っているんです。
1枚1枚の撮影感覚は0コンマ数秒という写真ですから、そこに人がいたのであれば他の写真にも写っていなければおかしいのですが、たった1枚にしかその”知らない人の顔”は映り込んでいなかったそうです。友人が体験した怖い話でした。