【他人に間違われる】時々異国の顔が生まれる家系

私の家系ではたまに外国人のような顔の人間が生まれます。純粋な日本人の家系らしいのですが、瞳の色がまっ茶色で、奥目の子が生まれる事がまれにあるそうで、私はたまたまそれでした。6人兄弟で兄弟の中でも私に似た人は一人もいません。身内やご近所なんかでも浮気して出来た子だの、連れ子だの色々言われるのがそういう人間の常です。

中学3年生の夏休みに、はじめておじいさんとおばあさんに会いました。おじいさんは定年していたにも関わらずヤンチャな人で、プロレスごっこなどをして遊ぶほどに仲良くなれました。おばあさんとは会話が続かなくて険悪でした。後から聞いた話ですが、私の家系の顔じゃないから話したくなかったそうです。

夏休みも終わる頃、おじいさんに四の字固めをキメられている最中におじいさんがふっと意識を失いました。やばい!そう思って、ほどけない脚をほどこうとしながら助けを呼んだのですが誰もこず、おじいさんを見るとおじいさんは意識を取り戻してたようで、私に話しかけました。
「どなんしたんや、たかおみ」
私の名前ではありません。
「俺たかおみちゃうよ!〇〇(私の名前)やで」
そう言ったとたん、おじいさんはなんだか別人になったような感じで目を閉じて瞑想をしはじめました。しばらくして元のおじいさんに戻ったと思ったら「ありゃあ?わし寝とったんか?」と、とぼけるような感じで言うのです。

あとから知った事ですが、たかおみと言うのは私のひーひーひーじいちゃんにあたる人らしく、その人がおじいさんに乗り移ったのかな?という解釈なんですが、詳しい事はわからず不思議な体験でした。

メールアドレスが公開されることはありません。