【心理的瑕疵団地】草むらから青白い女の脚が2本飛び出てた

昔、小学生低学年の頃だったと思うんだけど、集合住宅の団地に住んでいて、階ごとに知り合いや同級生とか、子供がたくさんいたんだよ。その時はちょうど夏休み中で、家の前にある少し大きめの公園がラジオ体操をする場所にいた。朝が弱いから、いつもは終わりギリギリに行ってハンコをもらう感じだったんだけど、なぜかその日はパッと目が覚めて、友達を迎えに行くにも早過ぎる時間だったから、1人家の前でふらついていたんだ。何だかいつもと空気っていうのかな、何かがいつもと違う事に気持ち悪くて、風も生暖かくて住んでいる団地も、ゴォォォって唸っている感じがした。

怖いなぁ、早く誰か来ないかなって思いながら1人で団地の出入り口に座り込んでた。しばらくして向かいの棟に住んでいる高校生くらいのお兄さんが、ちびっ子を引き連れてこっちの団地まで来た。多分団地に住む他のちびっ子を迎えに来たんだと思うけど。そいつらがエレベーターに乗って、上の階に上がっていった。少ししてから上の階の廊下から、そいつらが顔を出してなんか騒いでいることに気がついた。そいつらの下ら辺に草木が生い茂ってて、よく子供達の隠れんぼの隠れ場所になっていたんだけど、そこから女の人の青白い脚が2本飛び出てた。

なんとなく生きていない感じがした。上にいた連中が騒ぎながら一階まで降りてきて、わざわざその体を木の棒でつついたりして「うわーw本当に死んでるww」「ぎゃーwwこえぇぇww」って騒いでた。どんどん集まっていく野次馬と、誰かが通報したであろう警察の人や救急車が来てあっという間に大騒ぎになった。私はその死体の脚を見てからひどく気持ち悪くて頭がグラグラしてたから、ラジオ体操もこんな状況だしなくなったから、ふらふらしながら家に帰った。父はご飯を作ってくれたけど、食欲もなくて食べれなかった。

後で聞いた話だけど、私の住んでいる部屋の真上の女の人が飛び降り自殺をしていた。その飛び降りがあってからずっと具合が悪くて、寒気と吐き気が収まらなかった。母が「死んだ人のこと考えてちゃダメだよ。可哀想とかも思っちゃダメ。その人が助けてくれるんだって思ってついてきちゃうからね。」って私に何度も言ってたのを覚えてる。私はずっと「私じゃ助けてあげられません。ごめんなさい。あっちに行って下さい。」ってひとり言みたいに言ってたら、いつの間にか消えてくれた。

よくよく親や団地の人に聞くと、この団地は以前から自殺が何回かあったらしい。私の隣に住んでいる住民の前に住んでいた人は、クリスマスの日にマフラーで首吊り自殺したとか、真上の住人の前に住んでいた住人も飛び降り自殺をしたらしい。私の住んでいる部屋も、家族全員が霊的現象にあっている。安い団地だから仕方ないのかもしれないけど子供の頃は本当に団地が怖かった。そこの団地から出たくて、お金を貯めて県外に引っ越した。でも引っ越した家でもおかしなことがちょこちょこ起きる。

・毎夜就寝前に必ず部屋のどこかで鈴のような音が1回鳴る。
・風呂そうじしてから外出したのに、帰ってきたら壁が砂のような黒いもので汚れている。
・寝ていたら「ねぇ」と声をかけられて起こされる。その後5回くらいずっと「ねぇ」と呼びかけられる。
・誰もいないはずの部屋からガチャっと音がする。
後これは心霊現象じゃないけど、引っ越してきてから腰を壊したり、ちょっとした病気にもなった。

一応お払い行ってからしばらくは落ち着いてたけど、今日の朝方、「ヴー…」と唸る声で起こされたから、お祓いも意味なかったのかな…お金もないから引っ越せないし、どうしたらいいんだ。

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