【時空の歪みの体験談】嫁に別次元の俺からの電話がきた話

先日、初めて不思議体験にあったから思い出せる限りの事を書いてみる。
仕事帰り、急なめまいに襲われたんだ。本当に突然で、しかも人気のない細道を歩いてたとき。(あ、これヤバイやつだ)って本能的に感じるくらいにグラグラ視界ゆれんの。で、さすがにこのままでは危険だと思って、とりあえず車がきた時の事も考えて、端の方によって座り込んだんだ。そこで携帯で嫁に連絡しようと思ったが、先に意識が途切れた。

でも一瞬にして目が覚めた。頭もグラグラしてない所か、本当にさっきめまいを感じたのか?って言うくらい元気。(休みに病院行ったほうがいいかな)と思いながらさっさと帰ろうと立ち上がって、ここで、本当にここでやっと気付いた。さっきは夜だったのに、朝っつーか昼っつーか、とにかく明るい。もしかして俺が一瞬って思っただけで、実は夜が明けるくらいだったのかと思って、携帯見るも、日付は同じ日。と言うか、時間も俺が倒れた時の同じ時刻。嫁からの着信もなし。

よけいにテンパって、とりあえず誰かに連絡とらないとって思って嫁に電話をかけた。でたよ、嫁。電話。でもすっごいおびえた声。電話でた瞬間に「ど、どなたですか…?」って。
俺「いや、俺だよ。携帯に表示されてんだろ」
嫁「俺って…え?えでも、…え…?」
俺「なんかあった?つーか、今どこ?家?今何時?なんか俺、今へんな、」
電話の向こう「おーい、どうした?」
向こうで、男の声がした。その声に、一瞬で血の気が引いた。その男の声、まぎれもなく俺の声なんだよ。それに思わず電話切ってしまった所で、またグルグルひどいめまい。で、目が覚めたら倒れる前と同じ夜。もうテンパる所の騒ぎじゃない。1人震えた手で嫁に電話かけたら、のんきにでやがった。

嫁「どうしたの?」
それに俺も「お前今誰といる?」って聞いたら、「1人だよ」って。
嫁に今あったことを全部話して聞いても「やめてよ1人なんだから!怖いこといわないで!」と怒られた。

で、家帰ったら玄関まで嫁が走ってくんの。それもすっごいおびえた今にも泣きそうな顔で。何事かと思って話を聞いたら…その日の先週くらい、俺が仕事いく前にそういう電話があったと。
「あの日、あなたがいたのに私の携帯にあなたから電話がかかってきた。凄く怖かったんだけど、携帯落としたのかと思って出た。あの時も、そんな会話も電話の相手とした。相手の人は、ひどく混乱している様子で俺だと名乗ってた。あの後、あなたが「どうしたの?」って声をかけた次には電話が切れた。本当はあなたに言おうと思ったけど、ソファーの上にあなたの携帯あるのが見えて幽霊か何かかと思うと怖くて何もいえなかった。」と。

俺はそんな話聞かされてなくて、驚いた。確かに嫁が電話におびえた日があったけど…まさかあの時とは。ようは、あの時の電話とその日の電話が繋がったんだと思う。俺が倒れた間に見た夢か何かだと思い込もうとしたけど、おもいっきり現実世界だし、嫁も感じてるからさすがに夢とは思えない。結局あれ、なんだったんだろ。こういう経験は本当に初めてで、まとめとか見てスゲーとか思ってたのに…まさか自分が体験するとは。

夜か昼かは分からんかったが、あの電話がかかってきたのは、俺が仕事に行く前だから朝だと思う。時刻までは分からんな…なんせ俺の携帯は倒れた時の時刻だったから。腕時計までは確認し忘れてたけど…なんていうか、まじで俺だけがあのまま移動した感じだと思う。目が覚めてから一分もたってないし、歩いたりとかもなかったから、周りの事までは何も確認してないけど。せっかくの貴重な体験だったから、もう少し探索してみたかったかも、とか今さら思ってみたり。あの時は、電話した時の俺自身がドッペルゲンガーの方だったりしてなw

ちなみに、俺も嫁も残ってたよ、履歴。ただ、嫁が気味悪くてその日すぐに消したらしく、かかってきた時間までは見てないって。俺は倒れた時の時間で、嫁に電話かけてた。ま、今度またこんな事があったら次はあせらずに秘密基地探すあの頃の気持ちで色々探索してみるわ。後にも先にもこれしか体験しないかもしれんがな。

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