川上から「襦袢の女」が流れてきた

いつだったか忘れた昔に体験したもの。銀山行にある山清流で、岩魚釣りをした。山深い川なので、他に人もなく釣っていたがふと、川上からなにかが近づいてくる。

それは襦袢を着ただけの若い女だった。女は薄笑いを浮かべ、こちらを見据えたまま直立不動で流れていった。こりゃ忌しいモノを見たなと思い、あわてて竿を収めて引き下がった。良くやっかいになる麓近くの宿女将にそんなモノを見たと話した。灰塩を掛けてくれながら、それあんまし人に話さんほうがいいといわれた。

『川上から「襦袢の女」が流れてきた』へのコメント

  1. 名前:匿名 : 投稿日:2017/02/04(土) 23:17:04 ID:g2ODAxOTg

    これ怖いわー
    良く人里まで戻れたね

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