上半身だけの女

大学生のころの話です。

私は当時、音楽系のクラブのマネージャーをしていまして、
翌日にコンサートを控え、楽器の積み出しやスケジュールの最終調整などしていて、
終電にやっと間に合うほど遅くなってしまいました。




で、そのがらがらの電車の車内で本を読んでいたら、目の前を何かが通り過ぎ、何だろうなと顔を上げると、パーカーを着た上半身だけの若い女性が、つり革をまるで学校とかにあるウンテイのようにして、その車内を移動しているのを見てしまいました。
一瞬、私はすごい人だなぁと思っていたのですが、その女性は上半身しかないし、そもそもつり革に手が届くわけがありません。
やばいものがいる!と思ったのですが、終電なので途中下車するわけにもいかず、びびっているしかありませんでした。
その上半身女はむちゃくちゃ楽しいのか、つり革を伝って私のいる車両を何度も往復もしていました。
私が見回すと、乗客の何人かはその女性の存在に気づいているようで、
40か50ぐらいのスーツを着たおじさんが、見上げて顔をしかめていました。

私は最寄り駅に着いたのでさっさと降りましたが、あの後どうなったのか、今でもふっと思い返すときがあります。

『上半身だけの女』へのコメント

  1. 名前:匿名 : 投稿日:2015/11/21(土) 10:59:12 ID:Q4MDY5NTc

    てけてけだ!!!

  2. 名前:匿名 : 投稿日:2015/12/21(月) 22:14:44 ID:EzMDk5NDM


    事故後のリハビリかも

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