」タグアーカイブ

首だけ地蔵の祟り

2016-02-26   怪異

仕事の関係で知り合ったMは、生まれてから一度だけ怖い体験をしたと話してくれました。 Mが中学生のころ、林間学校の行事でキャンプファイヤーをしていたときのことです。ごうごうと燃える自分より大きい炎を前にして何人かは、離れて […]

不動明王の火柱

2015-11-13  

小学校低学年のころ、妹とふたりで外から帰ってきて、居間のドアを開けた瞬間、 一瞬、居間の壁のうち、庭と道路に面しているふたつが透き通っていて、部屋の真中には火柱があがっている・・・ように見えた。 次の瞬間には見えなくなっ […]

火の番を邪魔するもの

2015-06-21   妖怪

仲間何人かでキャンプに出かけた時のことだ。夜も更けて他の者は寝入ってしまい、火の側に居るのは彼一人だった。欠伸を噛み殺しながら、そろそろ火の始末をして俺も寝ようかな、などと考えていると、覚えのない声が話しかけてきた。 「 […]