【宮大工シリーズ】某神社の建て替えで出会った女の子の話
2018-02-20 神
年号が変わる前年の晩秋。とある街中の神社の建て替えの仕事が入った。そこは、幼稚園を経営している神社なので、建て替え中には園児に充分注意する必要がある。また、公園も併設しているので、遊びに来る子供たちやお母さんにも気を付け […]
2018-02-20 神
年号が変わる前年の晩秋。とある街中の神社の建て替えの仕事が入った。そこは、幼稚園を経営している神社なので、建て替え中には園児に充分注意する必要がある。また、公園も併設しているので、遊びに来る子供たちやお母さんにも気を付け […]
2018-02-16 神
お稲荷さま騒動から3年ほど経った晩秋の話。宮大工の修行は厳しく、なかなか一人前まで続く者は居ない。また、最近は元より、今から十年以上前の当時でも志願してくる若者は少なかった。俺は、親方からそろそろ一本立ち出来る位の職人と […]
2018-02-14 神
とある休日、久しぶりにオオカミ様の社へと参りに出かけた。途中、酒を買い求めて車を走らせる。渓流釣りの解禁直後とあって、道には地元・県外ナンバーの四駆が沢山停まっている。中には林道にはみ出して停めている車もあり、毎年の事な […]
2018-02-12 神
オオカミ様のお社を修理し終わった後の年末。親方の発案で親方とおかみさん、そして弟子達で年末旅行に行く事になった。行き先は熱田神宮と伊勢神宮。かなり遠い所だが、三種の神器が一つずつ納められている場所であり、また自分たちの仕 […]
2018-02-05 神
俺が宮大工見習いを卒業し、弟子頭になった頃の話。オオカミ様のお堂の修繕から三年ほど経ち、俺もようやく一人前の宮大工として仕事を任されるようになっていた。 ある日、隣の市の山すそにある神社の神主さんが現れ、その神社で管理し […]
2018-01-24 神
俺が宮大工見習いをしてた時の話。だいぶ仕事を覚えてきた時分、普段は誰も居ない山奥の古神社の修繕をする仕事が入った。だが親方や兄弟子は、同時期に入ってきた地元の大神社の修繕で手が回らない。 「おめぇ、一人でやってみろや」 […]