わたしが幼稚園の時、親と居る事が少なくおばあちゃん（父方の）家によく行っていました。とても厳しい人でしたが一番可愛いがってもらっていたのを覚えていて、年頃になってもよく泊まりに行きました。
しかし、おばあちゃんはよく霊を視たり感じたりする人で、私自身もおなじ様に体験するようになり、まわりには何となく言ってはいけないと思い、隠していました。そのおばあちゃんが昨年亡くなり（享年86歳）とても悲しくて私は何日か泣いていました。亡くなる前は入退院を繰り返し（病院←→老人ホーム）、とうとう戻れなくなりただ亡くなるまで待つ様な感じでした。
私は結婚してから遠くに住むようになったので早々おばあちゃんに会いにも行けず、親から電話で容体を聞いたりしていました。主人の休みを利用し、様子を見に行くと痩せこけて変わり果てた姿のおばあちゃんが…寝たきりの状態で意識も無く、ほんとに悲しくてたまりませんでした。
その晩、切ない気持ちになり昔の事とか思い出しては泣いて、いつの間にか寝ていました。夢をみました…おばあちゃんは旅立つ準備をしていて、ただジッと側で私は見てるだけでした。すぐに目が覚め、おばあちゃんは私が会いに来たのわかってたんだと実感したのと、近々ほんとうに旅立つんだと悟りました。
その６日後、朝方４時すぎにいつもは起きない息子（当時１歳）がいきなり泣いて起きて、私はまた寝かし付けました。１時間後、電話が鳴りました。ドキドキしながら出ると妹からで、おばあちゃんが息を引き取ったと…それも容体は一時安定していたので、付き添いの母や伯母は初めて家に帰って休んでたそうで、病院から連絡を受け皆びっくりしたみたいでした。お医者さんも、死亡時刻がはっきりわからないと…でも私は思います…息子が泣いた時刻におばあちゃんは息を引き取ったのだと…
そして、昔おばあちゃんは私に言っていたのが、
「おばあちゃんが死ぬ時は誰にもわからん様に、そ～っと死ぬからなぁ～」
って…とてもおばあちゃんらしく思いました。その後いろいろありますが、よく夢におばあちゃんが出てきます。私が育児に疲れた時や悩んでる時、体調くずした時…今だに心配してくれているのかな？と…