生首を触った話

私は幼稚園に通う3歳の娘の母です。先日今までで一番怖かったことが起こったのでその話をします。1ヶ月位前から、いえもっと前からかもしれませんが、部屋の中のいろんな所がたまに黄色くピカッと光っていました。私は気のせいだと思い気に止めていませんでした。ですが家に友達が遊びに来たときにその光を一緒に目撃したんです。

友達は「雷かな?でも音しないね。雨降ってないし、外から写真撮られてるんじゃない?(笑)」と言ってその場は終りました。次の日、その光は青い光に変わっていました。現れる頻度も増しました。友達になんとなく世間話の電話してみたとき「最近あの光青くなったんだよね。」と言ったら、友達は「一緒に見たときも青かった。」と言っていました。見る人によって違うのでしょうか?でも私にはその光は悪意は感じられませんでした。むしろ温かいような。

数日後、幼稚園のお迎えから帰ったときのこと、部屋の中に見たこともない2cmくらいの真っ黒な石が落ちていました。帰って来る前まではなかったはずです。気味が悪く、その石は嫌な感じがしました。捨てて祟られるのも嫌だったので、玄関先に置いておきました。

その日の夜か次の日の夜か忘れましたが、夜中寝静まった部屋の中をミシミシと数歩歩く音が聞こえ、いつも1人で2、3時まで起きている私は足音の方を恐る恐る見ました。誰もいません。アパートなので隣の家の人かもと思い、眠りにつこうと目をつむりました。するとすぐに金縛りにあいましたが、前からよくあっている私は慣れっこになっていて最初は「またか」くらいにしか思っていませんでした。

でもそれがヤバイと気付くのに差ほど時間はかかりませんでした。私の背中と敷布団の間が急にモコモコと盛り上がり、崩れた丸い形に。私はすぐ直感でそれが何かわかりました。…生首です。頭の中にその顔がうっすら浮かび落ち武者のものだとわかりました。それをどうにかしたい、と何を思ったのか私はそれを背中の後ろで掴んでいました。

髪の毛の感触がありましたが、さすがにそれを目の前で見る勇気はなく、隣で戸を開けっぱなしで寝ている旦那に助けを求めて呼びましたが、声が小さくしか出ず、しかも旦那を呼ぶはずが何故か2年前亡くなった母のことを「ママ、ママ」と必死で呼んでいました。その瞬間フッと気付くことができました。疲れたから夢だったのかな?と思いましたが妙にリアルでした。

翌日、青い光が天井付近で横20cm、縦10cm位に伸び消えていきそれからは見なくなりました。あの光は私の母で私の危機を救ってくれたのでは?となんとなく思います。それからしばらくして最近普通の生活でも悪いことばかり起こっていたので、あの石のことを思い出し思いきって捨ててみました。それから段々運気も回復しつつあります。

そして昨日、幼稚園の元園長先生と話す機会がありなんとなく地元の地名の由来の話になり、よくよく聞くと幼稚園はお寺と一緒になっているのですが、昔その場所は貧困で亡くなった人や武士?などが葬られていた場所で、今も掘り返すとその時代の墓石がゴロゴロ出てきてその石を見つけるとちゃんと供養している、ということでした。

もしかしたら最近私がずっと憂鬱で暗かったのでまだ供養されていない方を連れてきてしまったのかもしれません。もうこんな体験はしたくないです。

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