子供の頃、母親たちが出かけた後に従姉妹がやってきて小さい箱を差し出した。開けてみると1センチぐらいの裸の赤ちゃんのプラスチックの人形が何体か入っていた。そして「ねえ、この人形夜になるとカタカタ動くんだ…」と言い出した。私は全然信じてなかったんだけど従姉妹は真面目な顔で「本当に動くんだよ!だから燃やさなきゃ!」と言いマッチを持ってきた。
そしてマッチを擦って箱に火をつけて燃やし始めた。でも、そんなに燃えるわけもなく、少し経ったら自然と消えてしまった。箱の隙間から見ると赤ちゃん人形が溶けていびつな形に…満足しきれない従姉妹は「埋めて動けないようにしよう。」と庭にその人形を埋めました。
私は従姉妹の行動にも人形のグロテスクさにも怖くなって誰にも話さずにいた。20年ほど経ってから従姉妹にその出来事を話したんですが本人は全く覚えてない。あの従姉妹の真剣な目と溶けた人形は今でも鮮明に頭に残っています。
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怪異でもなんでもナイじゃん・・・
こんなのまとめるの?