遺骨収集のボランティアをしていた叔父

叔父が大学時代、南方戦線の遺骨収集帰還のボランティアやってたよー。叔父はまったくそういうの信じない人で、夜中、ジャングルの中から軍歌とか日本語のヒソヒソ声が聞こえるたびにズカズカ突っ込んでいくので、現地人から「クレイジージャパニーズ」って言われてたらしいw

叔父が言うには、霊になると細かいことを忘れちゃうらしく、自分の部隊がなんだったとか、何県何市だとか言えなくなるんだって。その代わり、近所がどうとか、子供のころどうだとかいうプライベートな話ばかりになり、「霊はあてにならない」って叔父はプンプク怒っていたけど、それでも直接交渉で何体かは身元が割れたらしい。あと、「日本はどうなりましたか?」と聞いてくる霊が多く、「みんな豊かになりました、豊かすぎです」と言うと、「それはよかった」と安心して消えちゃうんだって。

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