【魔除け】びっしりと鎌が刺さった不気味な木【鳥肌】

知り合いの話。親類と一緒に茸狩りに行った時のこと。
途中で、木の幹に鎌の刃が刺さっているのに気がついた。山に詳しい親類に聞くと、鎌の刃には魔を払う力があると信じられていて、それを木に刺すのは一種の魔除けみたいなものだと教えてくれたらしい。

ルートを離れ別の谷に向かっていると、親類が彼を押し止めた。行く手の両脇の木の幹に、赤錆びた鎌の刃がびっしりと隙間なく埋まっていた。彼らはそこを避けて、別の獣道を通ったそうだ。

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