【からかう山】霊峰と呼ばれる某山での怪体験

百発百中の精度を持つ彼だが、その能力が全く働かなくなってしまった事がある。それは霊峰とよばれるとある山に登った時のことで、彼は晴れると思っていたのだが、激しい夕立にやられ、あげく霧に迷ってにっちもさっちもいかなくなってしまった。

おーい、おーいと情けない声で助けを呼んでいると、男の高笑いが聞こえたそうだ。決して不快な声ではなく、楽しんでいるような声だったという。ほどなくして霧は晴れて、彼は無事下山できたそうだ。その後あらためてリベンジしたが、晴れると思った天気は季節外れの雪となり、寒さに根をあげた彼はほうほうの呈で逃げ出した。どうもその山にからかわれている気がする、と彼はぼやいている。

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