【ものはこそ】和人形が発した呪いの台詞【京都某所に関する言葉】

ある人が一人でキャンプしている時、夜中にテントの外で音がする。何事かと思って外をうかがうと、おかっぱ頭の和人形がテントの周りをトコトコ廻っていたんだと。人形は「ものはこそ」って言葉を残して闇の中へ消えていった。

それから後がよく覚えていないんだけど、なんでもこの言葉は京都のある場所に関係のある言葉で、意味が分かれば人形の由来もすぐ分かるとか、分からなければ呪いにかかわったっていうことで死んでしまうとか、そういうノリのお話でしたよ。意味が分からなくても、この話を他人に聞かせることで呪いの力が薄れるとかで、それでこうやって皆に話しているんだって話をしてくれた大学生は言ってましたね。

どこかで聞いたようなエピソードの融合体みたいな気もしますし、年代から考えてみると、今の幾つかの怪談の母体となったのかもしれません。あくまでも想像ですが。私が覚えているのは、こんなトコロです。

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