友人のおかんが実際に体験した話。ともすると人権屋さんに叩かれないかと思って今まで書かなかったんだけど。
近所に住む幼馴染みの女の子と良く遊んでいたそうなのだが、その子は妹がいるのに妹の方はめったに外に出てこない。出てこない、というよりは、家の人が外に出させないらしい。それでも遊びたい盛りの子供だから、親の目を盗んでお姉ちゃんと一緒に出てくることが時々あった。奇妙だったのは、その妹の『手』
そこにあるはずの『手』はなく、手首から先は『牛の爪』にしか見えなかった。実際触ってみた感触も牛の爪そのものだったという。彼女が育ったところは関西地方のとある町で、食肉業者が多く立ち並ぶ地域だった。その姉妹はひときわ大きな業者の娘だったそうなのだが、両親が娘を外に出さずに隠そうとしても上記の通り噂は伝わるもので、娘の手は食肉とするために沢山の家畜を殺してきた祟りだと噂されていたそうだ。
その後戦後の混乱期で友人のおかんは引っ越したため姉妹のその後は知れず。だけど一方で、その女の子は普通に成長していれば友人のおかんがそうであるように、手以外はそのへんにいくらでもいる普通のおばちゃんなのだろうとも想像してしまうんだ。変わった手をした友人がいることも、彼女にとっては日常の中の出来事だったから。
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おっぱいサイズが牛