兵庫県の武庫川での不思議な話です。夏の雨が少ない時期に武庫川は天井川になります。水が少なくなり、川の淵に川中の魚が集まってくるので手づかみで魚とりができます。夏休みは親子連れで賑わうスポットなのです。
お盆のある日に知人が武庫川へこどもを連れて遊びにいきました。魚とりに夢中になっているといつの間にか雲行きが怪しくなり、にわか雨になりました。近くの木の下で雨宿りをしていると10分くらいで嘘のように雨は止み青空が広がりました。また子どもたちと魚とりのスタートです。
ふと、雨で泥状態になった地面をみると何か足跡のようなモノがありました。最初は犬の足跡可と思いましたが、近づくとそれは人間の手と足のあとで四つん這いになって歩いたような形跡になっていました。でも、雨宿りしているときにその場所が見えていましたが、人はいなかったので不思議に思いました。
「誰がこんなあと付けたんだろう?」
そして、自分の足をそのあとに合わせておかしなことに気が付きました。右手のあとは前をむいているのに左手のあとはうしろを向いています。そして足のあとも左右のつま先の向きが間逆なのです。こんなことはありえません。知人が不思議に思っているうちに他の人達が行き来してそのあとは無くなってしまいました。
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片足 片手の何者かが、往復した跡とかの可能性もある