【古杣】水木しげるも出会った妖怪、雲取山の天狗倒し

2005/10/31
昨日雲取山に登ってきた。どうも週末は天気が悪くて、昨日も予想以上に良くなかった。雨は降らないまでも山頂にガスがかかって見えない。それでも紅葉は綺麗で十分堪能して下り始めた。遠くで鹿の鳴き声がしている。二度、三度と悲しく尾を引くような長鳴きが響いた。と、登山道の先の方で、ミシミシミシ……ドスーンッ! と文字通り大木の倒れる音がした。けっこうでかい音だ。歩を早めて音のした辺りに急ぎ、谷川を覗き込む。しかし何もない。変わったところは何もなく紅葉したモミジやシデの樹が茂っているだけだった。ふと、水木先生の話を思い出した。天狗倒し。大木の倒れる音をさせる妖怪だったはずだ。もしかしたら、さっきのがそうだったのかもしれないと何とも言えない懐かしいような、嬉しいような気持ちで下山した。

『【古杣】水木しげるも出会った妖怪、雲取山の天狗倒し』へのコメント

  1. 名前:匿名 : 投稿日:2017/07/31(月) 21:48:33 ID:
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    東京都で一番高い山で結構登りがハードな山だったな。20年くらい前だけど当時の山小屋が新築でとても快適だった。
    深夜、女子学生の団体登山客の幽霊が出るとか話題になったこともある。
    鹿が妙に馴れてて写真を撮らせてもらえたっけ

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