妖怪・怪異・八百万の神々

母が危篤の晩に見た夢

私は周りの人に比べたら少し霊感があると思います。そんな私の怖くないけど不思議な話をどうか聞いてください。
私のお母さんは今かなり重態で、病院に入院しています。植物状態といったところでしょうか。今年で3年になります。そのお母さん側のおばあちゃんは私が3歳の頃に死んでしまいました。小さかったのでよくおぼえていません。

この日はお母さんが原因不明の高熱をだして、ヤバイ状態の時、父は母に付き添っていて、夜中帰ってきませんでした。私は心配しながらも、明日は学校なので早めに寝ました。夢を見ました。

私は沖縄に住んでいるのですが、夢の中で見た場所は全く知らない所でした。とりあえず私はなんとなく電車にのりました。沖縄に電車なんてないのに…。すると駅員みたいな人が来て切符を見せてください。と言いました。もちろん私は持っていません。すみません。持っていません。と言うと、じゃあ降ろしません。と言うのです。とても怖くなり、泣いてしまいました。

すると隣に座っていたおばあさんが、峻ちゃんこれ使いなさい。と切符をくれたのです。私は「ありがとうございます。でもなんで私の名前を知っているんですか?どうして私にくれるのですか?」と聞くと、「忘れたのかい?峻ちゃんのおばあちゃんだよ。…がんばってね。」と言ったのです。私のおばあちゃんは前に死んでいるのに…顔は覚えていませんが、顔に大きいほくろがありました。おばあちゃんの顔を見て、あ…っと思ったら目が覚めました。なぜか私は泣いていました。

翌日、父が様態がおちついたといって帰ってきました。私がこの話をすると、1枚の写真を見せました。
「この人が峻のおばあちゃんだよ」
みると確かに大きいほくろがついていました。無駄に長くてすみません~でもなんだか、いつも守られている気がするんです。おばあちゃんありがとう。