妖怪・怪異・八百万の神々

近所の山を散策してたら、頭上からありえない物が落ちてきた

友達が珍しくまじめな顔して語ってくれた話。去年の夏休み明けにいつもつるんで馬鹿騒ぎしている友人が真剣な顔で話してきた。どうやら夏休みに暇をもてあまして山に行ったそうだ。山といっても近郊にある高さもそうない散歩コースだった。そこに男3人で行ったらしいのだが、登り始めて数分で飽きてしまって、途中の獣道を見つけてはそこに分け入っていくような登り方をしていたらしい。

何本目だかの獣道に入ろうと足を踏み出した瞬間
『ボコッッ!!』
踏み出した足の数センチ先に人の頭の半分くらいの大きさの岩が降ってきたらしい。もろに目の前を岩が通過して、腰が抜けそうなくらい驚いたとのこと。しかも落下してきた速度は数メートル程度で付くような速度ではなかったそうだ。もちろん近くにそんな岩が落ちてきそうな斜面、崖はなかった。