妖怪・怪異・八百万の神々

身長三メートルの妖怪山巨女

昭和四十年代に書かれた古本のネタだけど。大正八年頃夕張炭坑であった話。仕事帰りの工夫が川で洗顔をしてたら茂みから身長三メートルの全裸の女数名がその工夫を山に引きずりこもうと襲いかかってきた。工夫の悲鳴を聞いた仲間たちがツルハシなどを必死で振り回すと、その何者かは諦めたのかヒィー、ヒィーと妙な泣き声をしながら山に帰っていったという。これ一体なんだろ。山人伝説とあったが。書かれてる本が確か山の風物、民俗誌的なやや固めだったからとても嘘とは。