妖怪・怪異・八百万の神々

用水路に引っかかっていた

僕の実家の話です。

僕の故郷はauが圏外になるほどの田舎です。自然動物が闊歩してるような。

で、父親が農家やってて時々手伝うんですけど。詰まった用水路を直す仕事を任されたんです。
そこは縦1.2m横50cm位で木の枝やら葉っぱやら泥で詰まって流れが滞ってました。

早速作業をやろうと木の枝を払い始めたら妙なものを見つけました。

何かの死体?とおぼしきもの。

大きさ30cm位の白っぽくて、まるでイカのような。
でもここは山間部。イカなんかいるはずがないんです。

父親を呼んで見せると血相を変えて

「早く流せ!」

と叫びました。あまりにも怖い表情に木の枝なんかを慌てて片付けてある程度水が通ったところに流しました。
あれは一体何だったのでしょうか。父親に聞いても答えてくれません。

あれを見つけた夜、めったに吠えない家の犬が吠えまくっていたのを覚えてます。
長文と駄文お許し下さい。