妖怪・怪異・八百万の神々

止まらない目覚まし時計

自分の恐怖体験というよりも不思議体験と言ったほうが正確かもしれません。
ある日いつものように目覚ましの音によって心地よい眠りの時間は終わりを告げました。いつものように目覚ましのスイッチを止めるためにモソモソと起きだし、それの置いてあるところへと向かう自分。スイッチを押しても音のやまない目覚ましがありました。

いつもならばこのスイッチを押せば目覚ましは止まるはず。なのにここにある目覚ましは止まらない。ではいったいこれは何なのだ?疑問がわいてきました。その後失神する瞬間のように意識が一瞬とび、気がついたらいつものように寝ていました。いつものように目覚ましもうるさい音を出しています。モソモソと起きだして目覚ましを止める自分。・・・今度は止まった。

「なぜだ?」とまた疑問が出てくる。さっきと全く同じ動きをしていた、さっきは止まらなかったものが今度は止まった。いったい何だったのだろう。