妖怪・怪異・八百万の神々

家に憑いたモノ

兄が体験した話。
随分前の話になるが、母親の実家に母親と兄の二人で法事のために帰った時のことだ。私と父は所用のため行くことができなかった。母親の実家は今は建て直してあるのだが、法事のために帰ったときは家は古いままだったそうだ。ちなみに私は母親の実家へは一回しか行ったことがなく、その時はすでに新築だった。兄いわく建て直す前の家は、出る!!という雰囲気を醸し出していたらしい。それに実際よく霊現象も起こっていたようだ。

兄は寝る前にトイレに行ったそうだ。トイレの横には椅子が置いてある。そこに家の中では見たことのない(明らかにその家の人間ではない人)人が座っていたらしい。兄は軽く会釈するとトイレを済ませ部屋に戻った。翌朝母親おばさんが話をしていた。「そぉいえば昨日眠れなかったのよやっぱり来てたのかしら?」と嘆いていたらしい。この話を兄から聞いたときは恐かった・・・。