妖怪・怪異・八百万の神々

温泉の窓の外にいた、犬と猿と河童の中間の様な二足歩行の妖怪

山の中ほどにある、4人ほどで満員になるような小さな温泉に入り、のんびりと湯船に浸かり、窓に張り付いた2匹のアマガエルを見ていました ふと遠くで動くものが見えたかと思うと、だんだんと近づいてくるのがわかりました。何かと思って見ていると、犬+猿+河童(140cm位)のような二足歩行の生き物で、窓に張り付いた蛙の片方を手に取り、じっと見つめ投げ捨てました もう一匹も同じように手に取ると、やはりじっと見つめてから、おもむろに口に放り込みました。その後何事もなかったかのように元来た方向へ去っていきました。分厚い硝子(覗き防止のマジックミラー)の向こう側、ほんの2m位の場所で起こった出来事ですが、あまりにも唐突で恐怖を感じる暇もありませんでしたが、うなじの緑色が印象的でした。