妖怪・怪異・八百万の神々

【ちょっかいを出しに来た】真っ黒で脂ぎった大きな綿ぼこり

友人の話。4ヶ月の子供が寝ているベッドからすごく楽しそうな笑い声がするから見に行くと、ベッドの下に猿みたいな顔で、黒目がちなのか空洞なのかわからない目をした小さな人がうずくまってたそうな。友人が咄嗟に子供の名前を叫んで駆け寄ると、「聞いた聞いた」と猿が言った。旦那から姑に話が行き、子供のお宮参りをした神社の人(名称失念)が来ることになった。神社の人が祝詞?を唱えると、掃除したはずのベッドの下に真っ黒で少し油ぎった大きな綿ぼこりが見つかり、それを焼くと「もう大丈夫。ちょっかいをかけに来たんですな」と神社の人は笑ったそうな。