妖怪・怪異・八百万の神々

瞳孔が発達し夜目が効く人間がいるらしい

ボーイスカウトにいた時の話。夜間に班に分かれて山を歩いていた時、道の前方より光の点が2つ近づいてくるのが見えた。最初は猫や狸の目が光ってるのかと思ったが、近づくにつれてそれの目の位置が大人の背の高さ程あり、動物なら人間を避けるはずなので何だかおかしいぞと俺達は思い始めた。それの形は明らかに人型だが猿にしては大きすぎる。俺達はびびったがそれの正体はすぐに判明した。

ただの山歩きのおっさんだった。後でその事をボーイスカウトの隊長や団長に話すと、人間も瞳孔が発達すれば暗い中でも獣のように夜目が効くので目が光る人も居るとの事。旧日本軍の兵隊の中には夜中でもサングラスをかけて目を鍛えた為に、夜中でも昼間のように目が見え目が光る人が実際にいたと団長は言ってました。今思い出すとあまり怖くないが当時厨房だった俺達にはマジで怖い体験でした。