妖怪・怪異・八百万の神々

【地蔵の祟り】曰く付きの材料で建てた実家の話

まだ実家にいた頃不思議な夢を見た。神社の鳥居みたいなのに向かって真っ暗な坂道を家族4人(父母妹俺)で歩いていってる。その道の途中で父が急にその場に座り込んで進まなくなってしまった。俺と妹が腕を掴んで引っ張るが効果なし。声をかけても聞こえていないようだった。母と妹とどうしようって相談していたら父はその場から消えてしまっていくら探しても見当たらない。仕方なく3人でその鳥居まで歩いていくその途中で目が覚めた。変な夢だなぁと思っていたがいつの間にか忘れていた。しばらくして父が神経の病気を患い、仕事が全くできなくなった。

それでけっこう無理して新築したばかりの家のローンの支払いが滞ってしまい、江戸時代からあったらしい実家はあっさり無くなった。後で聞いたんだが新築した際、隣の家との境目の壁に、撤去された地蔵の祭壇(家の裏の林にひっそりあった)の土台の石を使ってしまったらしい(そういえば大工さんも一人亡くなった)3年経った今でも父は神経の病気が完治せず働く事ができないでいる。あの時見た夢はこの事を暗示していたのかと思うとちょっと怖いが、自業自得も甚だしいが仏も怒らせると結構洒落にならんなと思う。

>>
それ 建設会社の職人が横着かましてそんないわくありそうなモノを勝手に建築に使ってたのが悪いんであって一家はなにも悪くないじゃん・・・祟りってほんと理不尽な八つ当たり的な祟り方するよね。