妖怪・怪異・八百万の神々

【沖縄の妖怪】ガジュマルの大木とキジムナーの悲しみ

沖縄の友達が小学生の頃、近所の空き地にガジュマルの古い大木が在っていつもその周辺で遊んでた。その空き地も道路建設で木を伐採して もうすぐ遊べなくなると親から聞いて『ゴミ捨てても もう怒られないなぁ♪』思ったらしい。次の日から菓子の袋やオモチャのゴミを木の根元に捨てたり、空き地に捨てまくったらしい。しばらくすると夜寝苦しくて窓を少し開けて寝てたら誰かの気配に気付いて目が覚めた。

窓の側 自分の布団の足元に真っ赤な髪の毛で吊り目の同い年位の男の子がジーッと視てた 怖くて目をつぶっていると寝てしまったらしいけど、空き地と古い大木が撤去されるまで毎晩続いたらしい。彼いわく『小さい頃から一緒に遊んでた様な仲なのに 最後に不快な事されて怒ってたのだろね…』と言っていた。キジム・ナーの話しでした。