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頭のない牛の死体が出る村

2016-09-03   怪異

戦前のある村での話(通称:牛の首)だそうです。その村には森と川を挟んだところに隣村がありました。(仮に「ある村」をA村、「隣村」をB村としておきます。)B村はいわゆる部落差別を受けていた村で、A村の人間はB村を異常に忌み […]

廃村に迷い込んだ話

2016-08-03   怪異

もう15年くらい前の話です。 週末の深夜になると仲間で車で集まっては夜明けまで峠を流したり騒いだりしてた頃がありまして、その夜も峠でドリフトの真似事とかしてたんですね。助手席には先輩乗っけててお互いの運転でおおげさな悲鳴 […]

昭和まで生贄が続いていた村がある

2016-05-20   家系

俺の親父の実家がある村の話だ。父親の実家、周囲を山にぐるっと囲まれた漁村(もう合併して村ではないけど)なんだ。元の起源は落ち延びた平家の人間たちが隠れ住んだ場所で、それがだんだん村になっていった感じ。 まぁそんなこと、村 […]

人喰い山姥

2016-05-19   妖怪

昔々、ある所に小さな村があった。四方を山に囲まれ、どこに行き来するにも森深い山道を通らなければならなかったのだが、山中に人食い山姥が出るようになり、往来も途絶えがちで、寂れる一方の村だった。しかし村の子供達は、山の木々に […]

下本郷に伝わる唄の解釈

2016-05-19   家系

地元に伝わってる歌で やれ音吉や(おとよし、と読む、人の名前) 下本郷(しもほんごう、地名) これが泣かずにおられようか というのがあって、何で泣かずにはいられないのか?って思って調べてみた。 昔、下本郷という村に音吉と […]

良い憑き神と悪い憑き神

2016-05-16  

ある村の外れに年老いた両親と暮らす娘がいた。離れて暮らしている猟師である二人の兄達は、狩りをしてもあまり食べ物を分けてくれないので、娘と両親はいつもお腹を空かせていた。 ある日、父親が娘に、隣の村へ行って宝物と引き替えに […]

「名捨て穴」の小屋

2016-05-15   家系

俺の祖父の体験談を一つ。当時祖父が住んでいたのは、お約束っちゃーお約束だけど、へんぴな山麓の農村だった。住んでる人が少ない上に、その村から外に出る事も無いから、村一つで1個の大きな家族みたいな感じだったんだな。そこで当時 […]

【精神異常】座敷牢での暮らしが待っていた・・・

2016-05-15   家系

俺は子どもの頃は、超がつくド田舎に住んでいた。山々に囲まれた閑静な農村地帯だった。その村では、一年のうちである月、満月の日の前後一週間は絶対に山に入ってはいけないという決まりがあった。村の子どもたちには、その期間は山の神 […]

廃村に伝わる呪術「髪寄りの法」

2016-05-14   家系

祖父は子供の頃、T県の山深い村落で暮らしていた。村の住人のほとんどが林業を営んでおり、山は彼らの親と同じであった。そんな村にも地主が存在しており、村の外れにある大きな屋敷に住んでいた。地主は林業を営むわけでもなく、毎日を […]

人喰い先祖の血縁に生まれた結果

2016-05-11   家系

人の業ってのはあるんだな、と感じた話。俺の親父の田舎は、60年代初頭まで人食いの風習があったっていう土地だ。とはいっても、生贄だとか飢饉でとかそういうものではなく、ある種の供養だったらしい。鳥葬ならぬ人葬かな。それは小さ […]